二月中旬

風はまだ寒くある

土はまだ堅く凍る

青きはまだ野を飾らない

清きはまだ空に響かない

冬はまだ、われらを去らない

彼の威力は今なお、われらを圧する

されど日はやや長くなった

暖かき風は時には来たる

せりは泉のほとりに生(は)えて

魚は時々、巣を出て遊ぶ

冬の威力はすでに、くじけた

春の到来は遠くはない(信二二・三五三)

内村鑑三 「続一日一生」 二月序文

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